-与那原通(よなばるつう)-

05. 佐敷上グスク(さしきうぃぐすく)

国道331号線沿いの佐敷小学校近くにある大きな鳥居を第一の目印にしてください。そこからその先を登っていくと駐車場も兼ねた広場に到着します。
これが佐敷上グスクの入口となります。

佐敷上グスク

 

佐敷上グスクと呼ばれるのは、この場所にもともとは琉球を統一した尚巴志(しょうはし)とその父、尚思招(しょうししょう)が築いた佐敷城があったから。でも、いわばお城跡ということなのに、なぜ鳥居が?と不思議に思う人がいるかもしれません。それは、尚巴志の500年祭を機に、尚氏一族を祀った月代宮(つきしろのみや)がここに建立されたためなのです。

 

石段を登って行くと、月代宮の拝殿があり、その後方に本殿が姿を現します。石段を登った先に拝殿があるというのは本土の神社ではごくありふれたスタイルですが、沖縄ではなかなか見かけない光景といえます。

 

月代宮

月代宮の拝殿を通る時に、ちょっと足を止めてみてほしいものがあります。

 

それは拝殿に入ってすぐ、建物の中の左下に、忘れ去られたように板が置かれています。

 

拝殿は寄付金などで建立されたようで、寄付した方や企業のお名前と寄付金の額が書かれているのですが、よおーく見ると、「○ドル也」と書かれています。

 

また、寄付をされた方々のお名前をよく見ると、個人の方以外に「第一食糧株式会社」など、今でも存在する会社の名前も見られ、復帰前の当時の沖縄を忍ぶことができる代物ではないでしょうか。

 

 

 

さらにその拝殿の先を進むと、ようやく東御廻りの拝所の一つ上グスク之嶽(うぃぐすくのたき)に到着。ここは、祠など何もないので、案内板がなかったら見逃してしまいそう。ただ、その付近は、先ほど訪れた場天御嶽と同じように御嶽独特の雰囲気が感じられると思います。

 

上グスク之嶽

▲月代宮本殿の後方にある上グスク之嶽

 

 

与那原通スタッフからのひとこと

佐敷上グスクは、車で気軽に行ける場所ですが、石段は結構段数があるので、ヒールなどの靴で行くのは避けた方が賢明かもしれません。

 

城跡なので範囲が広く、内原の殿、カマド跡なども残っています。当時の女官たちが(無能な上司の愚痴をいいつつ?)ここで忙しく働いていたのね〜と想像するのもちょっと楽しいかも?^^

 

入口の広場では、木々の合間から中城湾や中城城跡、勝連半島などが見れるので、少し足を止めて、その眺めを楽しんでみてくださいね。

 

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