-与那原通(よなばるつう)-

ここをチェック! ──初心者向け 与那原大綱曳のツウな楽しみ方

2012年8月2日(木)

【追記】2014年 第32回与那原大綱曳のご案内

与那原大綱曳ポスター 第32回 与那原大綱曳まつり(2014年 与那原大綱曳)

 

開催日時:7月26日(土)・27日(日) 

     26日(土) 15時~21時00分

     27日(日) 09時~21時00分

     ※与那原大綱曳は27日(日)に開催

      大綱曳道ジュネーは27日(日)16時頃開始予定

開催場所:与那原町御殿山青少年広場

問合せ先:与那原まつり運営委員会

     (与那原町役場 企画観光課内)

電話番号:098-945-5323

駐車場:与那原町役場、与那原町商工会、与那原小学校、

    主会場近く、他

 

 

※与那原大綱曳まつりの詳しいスケジュール表はこちら→スケジュール表

※27日(日) 16:30~17:00国道331号・329号にて交通規制があります。

 

担ぎ手の集合場所となる与那原商店街近辺は以下で確認できます。

○与那原商店街案内図→http://yonabaru-too.com/map01/

 

その他の与那原大綱曳関連サイト

○与那原町 与那原大綱曳→http://www.town.yonabaru.okinawa.jp/ootsunahiki/index.html

○与那原町商工会青年部 与那原大綱曳→http://www.yonabaru.jp/festa/

 

 

 

これより2012年の記事となります。

 

 

8月になりました。 今月、与那原町では1年で一番大事な伝統行事が執り行われます。

そう、(今さらいうまでもなく)それは与那原大綱曳です!

 

この与那原大綱曳は沖縄の三大綱のひとつで、なんと400年余の歴史があります。いわば、与那原町を象徴する伝統行事であり、町の一大イベントゆえ、わたしたち与那原通も毎年、大綱曳の紹介をはりきってしていますが、「実はまだ見たことがない」、「今年、はじめて行く」という方もいるでしょう。

 

今回は、そういう方々に向けて、与那原大綱曳の見どころを簡潔に(少し独断も交えながら?)紹介しておきます。 与那原大綱曳に来られる前に一通りチェックしておけば、より一層、大綱曳を楽しめると思います。^^

 

※2010年の与那原大綱曳特集記事では、綱つくりや事務所開きなど、大綱曳当日までのさまざまな行事を取材しています。詳しい内容を知りたい方は、第1回からバックナンバーを見てみよう!

 →第1回 藁、到着~!みんなで綱つくりに参加しよう!

 

 

その1. 与那原大綱曳は単なる綱引き競技ではない!

与那原大綱曳道ジュネーのはじまり

▲支度(したく)を乗せた大綱が綱曳会場まで運ばれていく光景。一度は見ておきたいね!

 

「ツナヒキ」というと、一般的には(特に沖縄県外の方は)、いわゆる綱引き競技(2つのチームが一本の綱をお互いの陣地に向けて引き合う)をまず思い浮かべるかもしれません。しかし、大綱曳はもともとは豊作祈願の神事として始まったといわれているだけあって、単なる競技ではありません。

 

大綱曳本番までの間にさまざな行事が行われるのはもちろんですが、それ以外で大きな特徴を挙げるとすれば、綱曳で使われる綱を「中央通り」から綱曳会場となっている「御殿山青少年広場」まで、担いで移動させること。この移動も含めた一連の行程を道ジュネーといい、毎年、この道ジュネー見たさに来るファンも多いようです。さらに、この担がれた綱の上に支度(したく)と呼ばれる人物7名が乗っているのも、一般的な綱引き競技にはない見どころといえるかもしれません。

 

ベテラン綱武士からのひとこと

道ジュネーで見てほしいのは中央通りから 封鎖した国道329号に出てくるところ。道を曲がる際、長い綱が曲がって、蛇や龍のように見えるという人もいるんだよ。

 

その2. 誰でも参加できる!

担ぎ手参加の人々

▲当日、担ぎ手希望の一般参加者が集まっている様子。最近は外国の方々の参加も増えてきました!

 

与那原大綱曳の行程は、“綱を綱曳き会場まで運ぶ”、“会場で綱を曳く”という2つの大きな流れに分けられますが、希望者はそのどちらにも参加できます。観光客の方も大歓迎です。

 

参加方法もいたって簡単。担ぎ手として参加したいなら、与那原大綱曳当日に中央通りへ行くだけ(与那原商店街近辺に行けば、すぐにわかります)。綱曳の方だけに参加したいなら、会場で綱の到着を待つだけ(道ジュネー見てから会場にすぐ移動すれば間に合います)。もちろん、両方参加もありですよ。 ちなみに、あなたが力持ちの男性なら、担ぎ手として大歓迎されるはず〜。^^  担ぎ手になると、カッコいい綱武士(ちなむし)Tシャツももらえます!

 

与那原大綱曳は見るだけでなく、ぜひ、参加して楽しみましょう。きっといい思い出になりますよ〜。

 

※2012年度バージョンの綱武士Tシャツはこちらの記事の中で紹介されています。

 →まつりの季節がやってきた~!

 

ベテラン綱武士からのひとこと 綱武士Tシャツ

 

綱武士(ちなむし)とは、大綱曳の担ぎ手、もしくは、綱曳に目がない人を指す言葉のこと。

造語なんだけど、Tシャツのシンボルとしても使われていて、これがとっても好評なんだよね。

 

ちなみに、この言葉は商標登録をしているからね。

 

 

その3. ガーエーでイケメンを探せ!

旗頭のパーフォーマンス

▲東(あがり)と西(いり)の旗頭の真剣なパーフォーマンス

 

ガーエーとは、えびす通りと国道331号の交差点付近で行われる東(あがり)と西(いり)による綱曳の前哨戦のようなもの。スタートしてすぐ皆の士気を高めるために行われます。ここでは、東西それぞれの旗頭のパーフォーマンスに注目! 40kgを超える重い旗頭を抱える旗頭持ち。彼らのピリッとした真剣な姿はとってもカッコいい!

もちろん、綱を担いだり、曳いたりする綱武士も素敵だけど、人数が多くて密集している上に一人一人をじっくり見る時間があまりないので、イケメンハンター(?)の方は、ガーエーがオススメかも?

そうそう、カワイイ女性を探すんだったら、メーモーイもお忘れなく!

 

ベテラン綱武士からのひとこと メーモーイ

メーモーイというのは女性達の踊りのこと。道ジュネーで綱を先導したり、会場では大綱が到着すると皆で踊って、雰囲気を盛り上げてくれる。

 

実はこのメーモーイは、飛び入りも歓迎で、誰が踊ってもいいんだよ。男性の飛び入りもOKだから!

 

 

その4. 支度に注目!

綱の上の支度の様子

▲大綱の上に立った状態で運ばれる支度たちの姿。涼しい顔しているけど、足元はかなり不安定なはず〜

 

綱曳会場まで大綱の上に乗って移動する支度は、琉球史劇上の人物に扮することが多いそうですが、この役については、大綱曳当日まで秘密にされています。そう、支度係しか知らない決まりになっているのです。なので、当日、支度がどんな人物に扮装しているのか知るのは大きな楽しみのひとつとなっています。

 

でも、支度の一番の見どころといえば、やっぱり彼らの立ち姿。不安定な綱の上でも悠然と立っている姿にきっと感心するはず。そして、クライマックスは綱曳会場で東西の綱にカナチ棒が入った瞬間。六尺棒の支えがなくなり、綱の頭部から、綱の重みで綱が地面へと落ちていくのですが、その際、綱の上の支度も綱ともに落ちていき(決して飛び降りるのではないとのこと)、綱が地面に着いてから各自が地面に着地するのです。この光景は圧巻の一言! お見逃しなく!

 

※大綱曳当日の支度の様子について、2010年の特集記事で紹介されています。

 →第8回 孫悟空と浦島太郎、“支度中”

 

ベテラン綱武士からのひとこと

よく「綱が結ばれた瞬間に支度が飛び降りる」と紹介されてるけど、違うんだよね〜。 綱が落ちて行くのにまかせてたら、自然と身体が落ちて行くというのが正解。それが、端から見てると、飛び降りていくように見えるだけ。 その辺を実際に見て確かめたら、面白いはず。それから、道ジュネーのときと綱を曳くときと、綱の上にいる支度の人数が変わるから、そこも注意して見てみて。

ちなみに、歴代の支度の中には着地に失敗して、コケてしまった人もいるよ〜。

 

 

その5. 綱が結合される瞬間を見逃すな!

東綱と西綱が結ばれる直前の光景

▲東綱の頭部の一部が西綱の中にはいったところ。頭部全体が出た後にカナチ棒が差し込まれます

 

綱曳の綱は東と西の2つに分かれているので、綱を曳くためには、当然、この2つをつながなければいけません。 そこで、東綱の頭部(雄綱)を西綱の頭部(雌綱)の中にくぐらせて、そこにカナチ棒を差し込んで、綱を結合させます。

そして、その綱が結ばれた瞬間から、すかさず綱曳がスタートします。カナチ棒が入ってから綱曳が始まるまでは、本当にあっという間の出来事。綱曳といえば「スタート!」の合図と共に勝負が始まると思っている人はたぶんびっくりするはず。

 

でも、綱の上に支度が乗ってから、綱曳が終了するまでの区切りのないこの連動した流れこそが与那原大綱曳の醍醐味で、最大の特徴ともいわれています。この流れをぜひ、楽しんでください。

 

ベテラン綱武士からのひとこと

綱が結ばれた瞬間、綱が下に落ちるけど、その際、担ぎのために使っていた丸太も下に落ちている。だから、担当が綱曳をしながら、同時に丸太を外にかき出してるんだよ。そのままの状態にしておくと、足を取られてしまう人が出るかもしれないからね。

機会があったら、その辺も注目して見てみて。

 

その6. 綱を曳こう!

綱曳の様子

▲その場に居合わせた見知らぬ同士が、一致団結して綱をひっぱる!

 

東西の綱が結ばれたら、あっと言う間に綱曳がスタートします。ウカウカしている暇はないので、足元にある曳き綱を手に取って、ひっぱりましょう。

正直、場所によってはかなりもみくちゃになるかもしれませんが、綱を曳く楽しさはやっぱり体験してみないとわかりません。参加者にはご利益があるという説もあるようだし、ぜひ、トライしてみては?

 

ちなみに、与那原町に縁のない一般参加者は東(シンボルカラーは紫)・西(シンボルカラーは赤)のどちらに参加しても大丈夫です。

 

ベテラン綱武士からのひとこと

最近は、綱曳終了後、無病息災のお守りとして、枝綱を持ち帰る人が増えてきたかな。ま、要は縁起ものだからね。

 

その7. 大綱曳が終ったら、おいしいものを食べて、花火を見て帰ろう!

2011年の与那原まつりのブースの様子

▲お腹がすいたら、会場近辺にあるたくさんのブースでおいしいものを探そう♪

 

与那原大綱曳は、与那原大綱曳まつりと同時に開催されており、大綱曳の前日と当日にかけて、さまざまなライブ(歌やバンドのライブ、エイサー、ヨナバルファイタースリーショー、など)が行われ、お祭り気分を味わえます。

また、まつり会場近辺ではさまざまなブースが出店していて、おいしいものがいっぱい。せっかくなので、ここでビールでも飲みながらおいしいものを食べて帰りましょう。

 

そして、祭りのフィナーレは花火! スタートは20時45分頃からの予定となっています。大綱曳が終ってから少し時間はあるけれど、余裕があれば、最後の花火まで堪能してみてはいかがでしょう?

 

※昨年の「与那原まつり」の様子はこちらの記事で。→とにかくアツかった~与那原まつり

 

ベテラン綱武士からのひとこと

実は、「与那原大綱曳まつり」は、昨年まで「与那原まつり」と呼んでいた。この「与那原まつり」は、旧与那原村内を中心に行われてきた与那原大綱曳の存続をかけ、この行事にもっと多くの町民が気軽に参加できるように、商工会青年部が中心となって与那原大綱曳の時期に合わせて設定したのがはじまりなんだよ。そして、30周年である今年、名称を「与那原大綱曳まつり」に変更したというわけ。やっぱり、大綱曳あってのまつりだからね。

2012年 与那原大綱曳ポスター 第30回 与那原大綱曳まつり(2012年 与那原大綱曳)

 

開催日時:8月18日(土)・19日(日) 

     18日(土) 15時〜20時20分

     19日(日) 09時〜20時45分

     ※与那原大綱曳は19日(日)に開催

      大綱曳道ジュネーは19日(日)16時開始予定

開催場所:与那原町御殿山青少年広場

問合せ先:与那原大綱曳まつり運営委員会

     (与那原町役場産業振興課内)

電話番号:098-945-2250

駐車場:与那原町役場、与那原町商工会、与那原小学校、

    主会場近く、他

 

※ポスター画像をクリックすると大きなサイズで確認できます。

※与那原大綱曳まつりの詳しいスケジュール表はこちら→スケジュール表

 

担ぎ手の集合場所となる与那原商店街近辺は以下で確認できます。

○与那原商店街案内図→http://yonabaru-too.com/map01/

 

その他の与那原大綱曳関連サイト

○与那原町 与那原大綱曳→http://www.town.yonabaru.okinawa.jp/ootsunahiki/index.html

○与那原町商工会青年部 与那原大綱曳→http://www.yonabaru.jp/festa/

 

 

ベテラン綱武士の正体 上原正己さん

今回、与那原大綱曳の見どころポイントについて、いろいろとツウな情報をくださったベテラン綱武士とは「与那原綱曳資料館」館長の上原正己さん。

昔のビデオを見ながら、大綱曳の歴史や行程、さらにはさまざまな過去のエピソードなどを語ってくださいました。やっぱり、ベテラン綱武士の話は面白い! 他にもまだまだ隠れた裏話もありそう。それらを聞くために、また、与那原綱曳資料館へ行かなければ!

 

与那原綱曳資料館はどなたでも見学できます。興味がある方はお気軽にお立寄りください。

場所は親川広場のところです(以下の案内図の真ん中辺り)。

○与那原商店街案内図→http://yonabaru-too.com/map01/

 

 町立綱曳資料館

 沖縄県島尻郡与那原町字与那原556 TEL:098-945-0611 

 開館時間:9時~16時30分 日曜休館

 

写真・文 fuu