-与那原通(よなばるつう)-

与那原で極める!── その2「中国語」

2011年5月28日(土)

はじめての海外への旅は香港でした。なにもかもがとにかく楽しかったことを覚えてます。そして、その時、気づいたのは「思ったよりも英語が通じない!」ということ。

英国領だった香港でさえそうだったので、その後、旅した上海、蘇州、北京では言わずもがな。そんなこんなで、毎回、中華圏の旅で不便さを感じたわたしは、ついに中国語を習いに行きました。今から7年ぐらい前の話です。

 

そして、中国語を習って驚いたことがひとつありました。それは、いつまでたっても文法に進まないこと! とにかく、発音の練習がず〜っと続くのです。そう、中国語で大事なのは発音だったのです。そうこうしているうちに、仕事が忙しくなってしまったわたしは、この中国語の発音の壁を乗り越えることなく、わずか数ヶ月で挫折してしまいました。

 

陽朔の町並みけれど、その後に行った中国の桂林・陽朔の旅で、現地の人の話している単語がたま〜にわかったり、こちらのカタコトが通じたりして、たった数語でもわかる言葉があるだけで、確実に世界が広がることを感じたものです。

 

それ以来、いつかまた中国語を習いたいな〜と密かに思ってました。

 

旅先でもっと意思の疎通ができたらいいなと思ったのはもちろんですが、ここ2、3年ぐらいは、それ以外に、これからどんどん経済発展を遂げる中国と対等に渡り合っていくためにも、相手の言葉がわかることが重要だと思うようになりました。

 

 

 

さて、そんなある日のこと。えびす通りを歩いていると、中国語教室と表示のある店舗を発見!

もっちろん、「渡りに船!」とばかりに、すかさず見学の依頼をお願いし、体験レッスンを受けさせてもらうことになりました。

 

えびす通りで見かけた中国語教室

▲見慣れた「えびす通り」にいきなり「中国語教室」が?

 

帆刈浩之さん先月、オープンしたばかりというこの中国語教室の名前は「Place to B(プレイス トゥ ビー)」。講師は、昨年、東京からこちらに来られた帆刈浩之さん(写真右)。

帆刈さんは【元川村学園女子大学教授、東京大学大学院人文科学研究科修了、文学博士、オックスフォード大学・香港大学元客員研究員】という肩書きを持つ方で、中国史・華僑史が専門とのこと。

 

さて、体験レッスンでは、はじめて中国語を学ぶ人でもわかるように「中国語とはどんな言語なのか?」とか「それを学ぶとどんないいことがあるのか?」などの説明があり、その中で、中国語の発音表記であるピンインと発音の要となる声調の話も出てきました。

 

ピンインとは、いわば、アルファベットを借りて作られた中国語用の発音記号のようなものです。外国人は漢字をみてもその発音がわからないので、このピンインを見ながら発音を覚えるのです。そして、声調とは言語における音の高低パターンのことで、中国語(普通話)では「四声」ともいい、主に4つのパターンがあります。このパターンを使えるようになることが、たぶん、日本人にとって一番難しい部分なのです。

 

体験レッスンの様子

▲ピンインと声調の説明をする帆刈さん

 

帆刈さんによれば「中国語は発音ができるようになれば、中国語の8割近くをマスターしたといえるかもしれない。そして、できれば、ゆっくり長くよりも、短期で集中して学ぶ方が習得できる確立が高くなる」とのこと。そ〜なんですよね。前回、挫折したわたし。激しく同意いたします〜。^^;

 

教室の様子

▲机とイスだけのシンプルな教室内の様子。なんだかとっても中国的?

 

 

実は帆刈さんは、大学卒業後は普通の会社員だったそうです。それが、ある日、中国語を習いに行くことになり、中国人留学生と交流を持つようになりました。そして、彼らのバイタリティに感銘を受けたことがきっかけで、最終的には会社を辞めて、大学院に進むことになったとのこと。まさに、中国語がもたらした人生の転機です。

 

現在は当添に住んでいるそうですが、沖縄での住居を探して、西原、中城などの物件を見て回っているときに、たまたま紹介されたのが当添だったとか。そして、その物件近くにあったのが「史跡 久茂久岩」。ここは、台風で難破した唐船乗船者が葬られている場所。この歴史上の出来事は、帆刈さんが専門としている中国史にも深く関わっており、なんだか不思議な縁を感じて、ここに決めたそうです。

 

※「史跡 久茂久岩」は町歩き「板良敷海沿いの道」の中で紹介しています。
http://yonabaru-too.com/walk/258.html

 

 

教室内で見かけたもの

▲本棚には中国関係の書籍がいっぱい(左)窓際に飾られた帆刈さん作の器とシーサー(右)

 

最後に帆刈さんに「どんな方に中国語を習ってもらいたいですか?」と質問してみました。すると「若い人」という答えが。

「え? だったら、わたしは遠慮しないと〜 (-“-; 」と思ったのですが、その後の帆刈さんの話から察するに、要は自分の人生を変えることになった中国語という語学。それを、できれば、今の日本の若者に学んでもらって、同じように人生を変えるような大きなドラマを体験するチャンスを得てほしいということのようでした。いわば、若い人へのエールもかねてということなのでしょう。

 

中国語の教材もちろん、中国とは琉球王朝の時代から交流のある沖縄。現在は「観光立県」を掲げているだけに、仕事で中国語が必要な方も多いと思われます。そういう方や将来、そういう仕事に就きたいと思う方も、ぜひ学んでもらいたいとのこと。

 

 

ということで、中国語に興味がある方は、ぜひ一度、話を聞きに行ってみてはいかがでしょう? これがきかっけで、あなたの人生も大きく変わるかもしれませんよ〜。^^

 

尚、中国語以外にも、リテラシーの向上をうたい、学生向けに英語、国語・小論文の個別指導も行っているそうです。興味のある方はそちらもお問い合わせください。

 

※中国語教室 Place to Bさんは、残念ながら別のお仕事の関係で2012年2月をもって教室は閉鎖されたそうです。(2012年3月追記)

写真・文 fuu

中国語教室
  • 中国語教室 Place to B ※閉鎖
  • 住所:与那原町与那原564(えびす通り)
  • TEL:080-1169-2571
  • URL:http://chinese1.ti-da.net/
  • メール:hhokari@hotmail.com
  • ※個人レッスン、グループレッスン有。問合せください。