-与那原通(よなばるつう)-

地球的発想で、地域とつながる!?

2010年12月29日(水)

沖縄でブログと言えば、誰もが「てぃーだブログ」と口をそろえるほど。

 

2005年の開設以来、会員数は6万人を超え、個人から事業者まで幅広く親しまれている、沖縄に特化したポータルメディアです。 県内最大のインターネットメディアであり、地域密着型としては全国屈指。特に個人事業主の多い沖縄にとって、「広告は出せないけど、ブログだったら情報を発信できる」と、沖縄にブログ文化を根付かせたといってもいいほど。沖縄情報の発信源として、消費者目線のクチコミ情報を発信し続けています。

 

 

城間さん

▲自由な雰囲気の中、カウンターやソファーなど好きな場所で仕事ができる

そんなてぃーだブログを運営する(株)てぃーだスクエアのビジネスプロモーション部で企画営業として活躍しているのが、与那原町出身の城間進さんです。

 

 

てぃーだブログといえば、「与那原通」にとっても大先輩。今後の勉強とばかりに、仕事のこと、与那原のことなどいろいろと聞いてみました。

 

 

 

 

城間さん──現在、どちらにお住まいですか?

 

現在は東浜に住んでいますが、生まれは新島です。子どもの頃から、与那原大綱曵の綱づくりを間近に見て育ってきました。

※新島は親川広場などがあるエリアのこと。


──ずっと与那原ですか?

 

いいえ、大学進学のために福岡に渡ったのを機に15年ほど与那原を離れ、仕事で横浜や東京などに住んでいました。

 

──与那原に戻ってこられたきっかけは?

 

家族です。東京で一旗揚げようと、広告代理店やweb制作会社の営業としてバリバリ働いていたのですが、そのしわ寄せが家庭にきてしまって…。一旗どころか父子家庭になってしまいました(苦笑)。仕事が楽しくて家庭をかえりみずに打ち込んでいたので、男手一つで育児なんてできるはずもなく、親や姉妹、近所の人の手を借りようと思い、与那原に戻ってきました。

 

──実際、戻られていかがでしたか?

 

近所のおじさん、おばさんをはじめいろいろな方に助けられています。地域の人々とのつながりを取り戻そうと、新島3班の班長を務めたり、地域行事の親子の遠足に参加したり、できる限り息子の海里を連れて歩き、より多くの顔見知りを作ろうと努力もしました。そのおかげで海里は新島ではちょっとした“有名人”ですよ。ただ今は反抗期に入っているので、毎日親子ゲンカ。大声で怒鳴り合うので、隣近所には迷惑をかけているかもしれません(苦笑)。

 

 

 

城間さん──お父さんの目から見た海里君は、どんな息子さんですか?

 

これが親の私が言うのもなんですが、将来大物になるのではと楽しみにしているんです。小学6年生にして大人の空気が読める子どもとでも言えばいいのでしょうか、父親の私でさえ、グッと心に響く言葉をつぶやくんです。沖縄に帰ろうと思ったのも海里の一言がきっかけでした。父子家庭のとき私の作ったカレーが、誰の口にもまずいと分かるものだったにも関わらず、海里は笑顔で「おいしいねっ!」って言うんですよ。この言葉で「子どもに無理をさせてはいけない、沖縄に帰ろう」と決心しました。

 

──沖縄で仕事はすぐに見つかったのですか?

 

以前勤めていた会社が、てぃーだブログの運営会社と付き合いがあり紹介していただきました。てぃーだブログが広告枠を広げるために企画営業の必要性を感じていたタイミングと合ったので、ラッキーでした。本土を離れるとき、半ば仕事はあきらめていたので、自分の好きな仕事ができている今に、とても満足しています。

 

──2010年3月には、てぃーだスクエアがオープンしましたね。

 

情報発信のハブを目指すために、ヒトやモノ、コトを結ぶ拠点としてリアル店舗の「てぃーだスクエア」をオープンしました。ブログやネットは、あくまでも情報発信のツールなので、それを生かすためにはリアルを知らなければと思ってはじめたのがサンプルコーナーです。企業が持ち込んだサンプルをブロガーさんたちが実際に試して、そのコメントをブログで発信するという参加型のプロモーションです。企業のファンクラブを作ろうというのが狙いですが、アンケートを実施すると60%という高い回答率を得られるので、市場調査としては優秀だと思います。

 


 

てぃーだスクエア

▲左/吹き抜けの開放的なオフィス 右上/赤と白の外観が目を引きます 右下/消費者のダイレクトな反応&クチコミ情報発信の鍵を握るサンプルコーナー

 

──ローカルポータルサイトの先輩として、与那原通へのアドバイスがあれば。

 

先輩なんてとんでもない。「与那原通」を見たときは衝撃的でした。これこそが地域に根ざしたポータルサイトとしての正しい情報発信だと思いました。てぃーだブログは、県内最大のインターネットメディアに成長したのはいいのですが、規模が大きくなりすぎて本当に自分たちのやりたいことができているのか考えさせられました。

 

──最後に今後のご予定を?

 

2011年は海外進出です(笑)。てぃーだスクエアはバンコクに支店がありますが、今度はベトナムでの展開を予定しており、その海外勤務を希望しています。40歳近くでもこうした機会を与えてくれる会社には感謝しています。本土で暮らした経験から、沖縄という根っこをもちながら県外・海外で暮らすことの大切さを痛感しています。海里はすでに本土での生活経験があるので、小学生でありながら県外に出て行くことに何の不安も感じていません。なので海里のためにもベトナム勤務を申し出ているところです。そしてこれまでお世話になった与那原の人々にも、私がベトナムとつながることで、与那原の人々のフィールドが広がればいいかなと思っています。あれ、今ちょっとカッコいいこと言い過ぎちゃいましたかね(苦笑)。

 

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仕事のことも、家族のことも、ざっくばらんに話してくれた城間さん。昨年再婚し、娘の愛子ちゃんも誕生。仕事が楽しくてしょうがないといいながらも、インタビューの端々で家族について語る姿が印象的。海里君はヨナバルンチュとしてしっかり地域に根ざしているためか、今回のベトナム行きに関しては「一人で行けば」と冷静に答えるのだとか。

「息子の方が先に親離れしてしまいました。今度は私が子離れする番かもしれません」と笑う城間さん。

 

父ちゃん、ちばりよ〜! (czwrite:記)

 

【プロフィール】

与那原町・新島出身。高校まで沖縄で過ごし福岡の大学に進学。その後、関西の流通会社勤務を経て、横浜、東京において、広告代理店・web制作会社の営業を務める。2007年帰沖。現在、株式会社てぃーだスクエアに勤務。ビジネスプロモーション部において企画営業を担当。一男一女の父親。2009年には与那原大綱曵の支度も務める。

「シロシロニュース」 http://suke.ti-da.net/