-与那原通(よなばるつう)-

家庭用品の店「マルサ」で昭和にタイムスリップ!

2011年2月26日(土)

久々に一目惚れしちゃいました。残念ながら人間ではないのですが…。

それがこちらの「ちりとり」。トタンのちりとりです。

 

 

 

ちりとりスカートの裾の広がりを思わせる優雅なライン、ほどよい太さの針金の持ち手。昭和を思わせるレトロ感がなんとも言えません。

 

これほどのお気に入りに出合ったのは久しぶり。一日中、ルンルン気分(これも昭和レトロ!?)で過ごせました。

 

 

 

 

マルサこれをゲットしたお店は、おしゃれな雑貨屋でも百円圴一ショップでもありません。親川通りにある日用雑貨の「マルサ」なんです。

 

与那原町の広報誌を制作している村松さんから、「次から次へと玉手箱のように貴重なものが出てくる」と聞き、以前から気になっていたお店です。

 

親川通りとは言え、親川通り商店街のお店は、かなりコアな地元密着型。与那原町民と言えども近寄りがたい存在(と思っていました)。でも、ここはディープな情報をウリにする「与那原通」、いざ、突撃取材!

 

と勢いこんでお店に飛び込んだら、店主の崎山宗秀さんが「いらっしゃい」と笑顔で迎えてくれました。

 

 

「与那原通」の趣旨をお伝えすると…。

 

次から次へと“お宝”を披露してくれました。それがこちら。

 

昭和レトロ商品

 

写真奥は木炭アイロン。商品として仕入れた在庫品で新品だそうです。この1点しか残っていない貴重な品。残念ながら売り物ではないそうです。^^;

 

手前はお弁当箱のおかず入れ。「懐かしい!」と思った人は、40歳後半以上ではないでしょうか。まだタッパーウェアが日本の家庭に入り込んでいない時代、活躍していました。両端の金具でふたを押さえつけ、おかずの汁がこぼれないように工夫されています。これは在庫があるので販売しています。

 

そして右側はバリカン。手動式です。(@@) これも1点のみなので販売はしていないそうです。

 

そのほか40年ほど前のヤクルトの瓶なども。こうした懐かしい日用雑貨品は、小学校の社会見学でお店を訪れた子どもたちにお披露目し、モノを大切にする心を伝えているそうです。

 

店内

マルサさんは、崎山宗秀さんのお父さんが営んでいた「崎山金物店」から分家して、今から40年ほど前、国道331号沿いにオープンしました。

 

その後、730(ナナサンマル)のあった1978年、「崎山金物店」の西原町への移転にともない親川通りに移ってきたそうです。

注釈)ナナサンマルとは、車両が右側から左側通行に変更になった日のこと

 

 

当時は、建設資材も販売していたそうで、その名残りとして、建設資材メーカーの看板も大切に保管されていました。

 

看板ほか

 

そして五右衛門風呂の煙突(写真右)も。これも商品の売れ残りだそうです。苔むした煙突が時代の流れを物語っています。

 

「私は戦後生まれだけど、当時はガスも水道も通っていない時代。かまどの部材である釜輪なども販売していましたよ。清掃道具などを学校に卸していたこともあります。金物店は時代の移り変わりが分かりやすい商売かもしれないですね。量販店は売れ筋しか置かないけど、数十年に一度売れるかどうか分からない商品でも置かないといけないのが、うちのような専門店。そうしないとお客さんが困るからね」と語る崎山さん。

 

崎山さん

 

それを裏付けるこんなエピソードも。

「セットもののお皿を割ってしまい、どこを探しても見つからない。そういえば、以前住んでいた与那原町の雑貨店で見かけた覚えが…」と那覇から駆けつけたお客さんが、お目当ての商品を見つけてホッとしたのだとか。

 

そうマルサさんは、ホッとする「心」も一緒に提供しているのです。

 

笑美子さん

 

その一つが奥さんの笑美子さんが作る天然石のパワーストーン。お客さんは0歳児の赤ちゃんから90歳を過ぎたお年寄りまで。特に宣伝もしていないのに口コミで広がり、県外の人が空港からレンタカーで駆けつけたり、外国人のお客さんも足を運んでいるそうです。

 

生年月日など一人ひとりに合わせて、オリジナルのブレスレットを作っていますが、作って終わりではなく、「一生のお付き合いだから」と修理も行っているのが人気の秘密のようです。

パワーストーンに興味のある方は、事前に電話での予約をお勧めします。

 

相対

「モノだけのつながりだったら、うちでなくてもいいのかもしれませんが、うちに来てくださるということは“何かを求めている”と思うんですね。そんなお客さんのためにも心安らぐ場所でありたいですね」と崎山さん。

 

取材している間も、常連や飛び込みのお客さんが買い物に立ち寄っていましたが、ただお金を払って終わりではなく、一言二言、いや、それ以上の会話をかわしていく人がほとんど。そのために椅子も用意されています。

 

ここでは心温まる相対売りが息づいているんですね。

 

 

そんな「マルサ」で、あなたもタイムスリップしてみませんか?

 

思わぬ掘り出し物がみつかるかも!?

 

 

ちりとり

そうそう、このちりとり、なんと280円でした〜。安っ!(記:czwrite)

 

 

 

 

マルサ
  • マルサ
  • 住所:沖縄県島尻郡与那原町字与那原584
  • TEL:098-945-3571
  • 営業時間:10時30分〜19時
  • 定休日:日曜