-与那原通(よなばるつう)-

板良敷の獅子に密着!

2010年9月7日(火)

「旧盆エイサー後記<板良敷編>」の冒頭でちらっと紹介した獅子。エイサーが始まる1時間前の午後6時に公民館を出発し、ドラや三線の音とともに板良敷区内を練り歩きました。

 

カラフルな毛でおおわれた獅子をかぶるのは2人の高校生。獅子は非常に重く中の暑さも厳しいので、体力のある高校生男子が4人体制で、途中何度も交代しながら道ジュネーを行います。

 

ノロ殿内

左)公民館前で準備オッケ~。地元の人は「シーサー」と呼んでいました。 右上)最初は公民館裏の拝所、ノロ殿内(どぅんち)へ向けて森の中を進みます。これは、かなり意外なルート。出発前、一人のおじさんが道を覆う草をとりながら「通れるかな~」とつぶやいていて、何のことかわからなかったけれど、「“獅子が”通れるかなぁ~」ってことだったのね。 右下)三線に合わせてノロ殿内を3回まわっていました。これは、魔除けの意味があるそうです。

 

再び公民館前を通り、住宅街へ。

 

住宅街

 

大人も子どもも、散歩を楽しむように、獅子と一緒に歩きます。
「度胸試しに毛を引っ張ったり、挑発したり、睨まれると追っかけられ、噛まれそうになったりとかなり怖いんですが、楽しいイベントでした」と、子どもの頃の思い出を話してくれた板良敷出身の与那原通スタッフ、come_sanも途中から三線を弾きながら参加。大人になった今も伝統行事を大切に守っています。

 

国道沿い

左上)獅子ゴキゲ~ン!? 右上)獅子、横断歩道を渡る。時間がたつにつれ、獅子についてくる人も増えてきました。 左下)勇気を出して、しっぽつかんじゃえ~~! 右下)子ども達に囲まれながらも、意外とあっさり通り過ぎる獅子。たぶん暑いんだと思う。

 

居酒屋さんの前や、石獅子の前でも3回まわりました。あとから気づいたのですが、ここはこのあと板良敷エイサー隊が道ジュネーで演舞をする場所でした。

 

居酒屋&石獅子

 

くるくるとまわる獅子を子ども達も見守ります。

 

石獅子前

▲さわってみる? どーするどーする?  → うわ!こっち来たーーーっ!!!

 

このあと、獅子は再び国道を渡り、次は“お宅訪問”。
この獅子が誕生したときの区長さんが住んでいた家なのだそうです。
緑に囲まれたお庭と獅子の姿が妙にマッチして、とってもい~雰囲気!
飲み物をいただきながら、しばし休憩です。

 

お宅訪問

▲ちょっとグロッキ~気味の獅子。そんな獅子に「今だ!」とばかり群がる子ども達! 
…やれやれ~。ひと息ついたところで再び出発。公民館へ戻ります。

 

帰り道

▲しっぽフリフリ、後ろ姿もかわいい! 子ども達は相変わらず大はしゃぎ。ちょっかいを出しては獅子が近寄ってくると大慌てで逃げ出します。
「ふふふ…中に人が入ってるのに。わかってても、やっぱり子どもは怖いんだね~」

 

…と笑っていたら、

おそいかかる獅子

ぎゃぁ~~~~っ!!!!
突然襲ってきた獅子に大パニック(驚いたはずみでシャッターまで押す笑)! 
わかってても怖いのは、大人も同じでした(^_^;)

 

そんなハプニングもありながら、獅子の道ジュネーは無事終了。
公民館の中でも3回まわってお役目を終え、もとの場所へ。

 

公民館

 

しかし、子どものちょっかいはまだ続くのでした。なんだか「もうカンベンして…」って目が訴えているような…(笑)。
ちなみに、この獅子はメスだそうです。どうりで、なかなかのチュラカーギー(美人)だよね^^)

 

今年、獅子を見られなかったみなさん、来年の旧盆は是非、板良敷へ! 
獅子とのふれあいを楽しみながら、素朴であったかい町の伝統行事を、より多くの人に体験してほしいなぁ~と思ってます。

 

写真・文/kuro_orion2

写真/fuu