-与那原通(よなばるつう)-

番外編~ヒジキブラックの「支度」回想録~

2010年8月3日(火)

与那原大綱曳まであと数日!町内の各所で行われていた綱作りも無事に完成し、綱引き資料館前では金鼓隊やメーモーイ、旗頭の練習が夜遅くまで行われ、町全体が盛り上がってきています。

 

今回の大綱曳速報は、番外編として、「インタビュー」でもご紹介した与那原のローカルヒーロー「ヨナバルファイター」のヒジキブラックこと新垣信人さんが少年時代に体験した「支度(したく)」についての思い出話です。

 

いつも明るく周りを盛り上げてくれるムードメーカーの新垣さん。どんなお話なのでしょう~。
それでははじまりはじまり~。

 

 

 

中学校一年生かなー
与那原大綱曳の上にのる
支度という人がいるのですが
伝説の偉人をモチーフに衣装やメイクをして
綱の上にのる役です。

 

それになぜだか
今おもえば
父が町議でしたしPTA会長や地域で熱心に活動していましたから
その紹介だと思います

 


支度に選ばれまして
最初はいやいやでしたが
父の強引な

 

いやいやほとんど断れない怖い親父でしたから(^^)

 

支度にのりました。

 

お侍の役だったと思います。

 

支度係りの責任者?

おじーがいろいろと指導して

 

衣装に着替えメイクをしていくと

じょじょに
生まれ変わる感覚になるんですよ

 

不思議ですねー

 

最初はいやいやな僕でしたが

だんだんとその気なるというか

 

おっコレってかっこいい?
という気になるんです。

 

というのは
支度係りをサポートする人達がたくさんいるんですね

 

大人がそれこそ手取り足取り
僕たちをサポートしてくれる

 

快感ですよ!

 

衣装支度をおえ会場にむかうと
町民の皆さんから
注目の的!

 

観光客の外人さんからは
握手や撮影を求められ
まさに
ヒーローになるんです

 

んっ?

 

もしやそれが原因でローカルヒーローに(笑)

 

そんなこんなで
いよいよ
綱にのぼり

 

はーーーいや!
と綱があがるわけですよ~~

 

感激というかなんともいえない
高揚につつまれます。

 

天下の大通りが封鎖され
皆よりも目線が上の位置で悠然と担がれていくわけですから

 

幼い僕には最高の舞台でした。

 

あんなに貴重な体験はほかでは味わえないですよね!
皆に乗ってもらいたいです!

 

祭りもおわり
衣装をとり
メイクをおとし

 

大人たちからは
「今年の支度は微動だにしなくて素晴しかったよ
おつかれさん」

 

と声をかけられ

 

一人家にかえる

 

道中の僕は最高の笑顔だったと思います(^^)

 

ああ~~
今でも覚えていますよ(^^)

 

 

通りすがる人をみては
心のなかで
「さっきの支度おれだぜーー」
みたいな・・・

 

 

これは
まさにローカルヒーローの原点ですね・・・

 

いま気づきました(笑)

 

 

貴重な経験をさせてくれた与那原に感謝です。
今でもローカルヒーローという貴重な体験を
させてくれています。

 

毎日感謝ですね(^^)

 

 

しまんちゅ工房 新垣信人さん:記

 

 

「支度」の写真綱曳きの際、特別の扮装をした青少年を綱の上に乗せ雄雌対峙させるが、この青年を「シタク(支度)」という。
与那原の支度は、スネーイ(ねり歩き)の際、綱曳会場まで綱の上に乗り雄雌の綱が結ばれた瞬間に飛び降りる。配役は組踊りや現代劇の中から選ばれるが、当日まで秘密にされている。支度の出し物については、毎年変わるが歴史的な題材にした芸能(組踊り・郷土演劇等)仇討ちの内容が多い。(与那原町サイト「与那原大綱曳」より)