-与那原通(よなばるつう)-

美容室多発地帯に潜入

2010年7月22日(木)

以前から「与那原って美容室多いなぁ…」と感じてはいたけれど、特にそれ以上気にすることもなく暮らしていた。が、今回与那原通スタッフの間で話題となり、改めて“美容室を意識して”近所を歩いてみることにした。

 

国道沿い&せつこ美容室すると、自宅周辺をほんの300~400mほど歩いただけでなんと8軒の美容室に遭遇。中には、今までしょっちゅう前を通っていたはずなのに、まったく気づいていなかった店もあり、軽く目まいが…。

 

国道沿いの「パーマ・カット」のみの古びた看板は、てっきり移転後に放置されたものだと思っていた。

 

しかし横の階段を上ってみると、2階にひっそりと店が…し、失礼しました…。その近くの美容室はなぜか常に準備中だが、一応営業はしているらしい。

 

まさこ、はるこ、せつこ(敬称略)…と、店主の名前を掲げている店も多く、こうした個人経営の美容室は30~40年来の常連さんが通う地域の社交場となっている模様。

 

その中のひとつ、美容室Fuji(店長・玉城富士子さん)をのぞいてみると…

 

案の定、そこは昭和の香りで満たされていた。お店の人もお客さんも和気あいあいで楽しそう。そんな雰囲気にも年季が入っている。

 

美容室Fuji与那原通スタッフが気になっていた「常連客にお昼ご飯を出すらしい」という噂も本当だった。

 

といっても、「毎日というわけじゃなくたまにね。全然珍しいことじゃないですよ。パーマで時間がかかるとき、お客さんから何か買ってきてって頼まれたり。みんな友達みたいなものだから」と玉城さん。

 

他のお店も同じなのだろうか。ややミステリーゾーン的雰囲気を醸し出しているまさこ美容室やはるこ美容室の、開かずの扉っぽい扉をおそるおそる開けてみた…。

 

しかし扉の向こうは怪しげどころか、やはりなんだかほっとする空間だった。

 

まさこさんは、ちょうどパーマ中のお客さんと並んで座り、お茶を飲みながら談笑中。
「お昼ご飯? ええ、ときどき一緒に食べますよ。パンやおにぎり1個とかね」。

 

はるこ美容室では「カットのあと床をほうきで掃いたり、お客さんがお店の手伝いをしていくこともある」のだとか。

 

お店というより仲間が集う場所。予約もとるけどフラっと来たっていい。整髪がてらお菓子や天ぷらを持ち寄って近所の噂話に花を咲かせながら情報交換しているというわけだ。これぞまさにヘアサロン。ひとりで美容室に通えないお年寄りのところへ店主自ら迎えに行く場合もあり、それゆえ安否確認もできているというから心強い。

 

はるこ美容室

▲柱にもマジックで店名が…

しかもどのお店もけして「一見さんお断り」というわけではない。ほとんどが馴染みの常連客ではあるが、基本的に来る者拒まず。

 

でも、これだけ美容室がひしめいていて、「お客さんの取り合いになったりしませんか?」と聞いてみると、

「お店はあればあるほどいいんです。お客さんも今日はこっち、次はあっちって楽しんでますよ」
なるほど、競争とも無縁だった。

 

与那原に美容室が増えたのは、昔は与那原が人の集まる場所だったから。活気ある商店街には料亭も多く、そこで働く女性達のために美容室が増えたともいわれている。「今、若い人は那覇の美容室に行くでしょ。それと同じこと」なんだそうだ。

 

姉妹、ニコル現在、与那原町内には主な美容室だけで40軒はあるという。閉店や業種換え、新規開店などを繰り返しながらも、昔と比べそれほど数は減っていない。

 

その中にはもちろん若い人向けの新しい美容室もたくさんある。そう考えると、昔だけじゃなく今だって「美容院に行くなら与那原へ!」ってことがいえそうだ。

 

というわけで、歩く距離は短かったけれど、ちょっとした“未知との遭遇”も体験できた今回の町歩き。

 

与那原の美容室事情がほんの少しわかったところで、今度はさらに足を伸ばし「最新与那原美容室情報」をお届けする(かも)。

 

 

fuji店内【取材後記】
取材時、ちょうどおやつタイムだった美容室Fujiさんで天ぷら、いただいちゃいました。しばし“情報交換”の仲間入り。「へえ~~」「ほぉ~~」「そうなんだ~~」…ほかではなかなか聞けない“与那原通”なトークのオンパレード+おいしいゴーヤー天ぷらでおなかいっぱい。ごちそうさまでした!

 

 

 

 

 

 

地図

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